SNS(ソーシャルネットワークサービス)については、日本では「MIXI」が、世界レベルでは「My Space」が
事実上のスタンダードとして普及しています。
現在、様々の草の根SNSが公開されていて、また企業やサークル限定のSNSもあります。
SNSについてはどんどん機能を取り込んで拡大していく傾向にありますが、一方で当初の基本であった
「知っている同士をネットで結びつける」という趣旨から広がって一種の出会い系としての活用も出てきています。
出会い専門のSNSも多くあります。完全な恋人状態になれる本物の
出会い系SNSは、本当に出会えるサービスだけが生き残っていくでしょう。
SNS は簡単に言ってしまえば「人との結びつき」に特化したサービスであるため、
ネットワーク外部性が強く働きます。かつ「招待制」であるSNSの利用人数の場 合はさらに鼠算式に増えていき、
「人の多いSNSにはさらに人が集まる」といえます裏を返せば「人が少ないSNSには人が集まりません。
goo が行った調査結果によりますと、SNSサイトに対する不満として、
「日記、コメント等記入しなければならないという気持ちになる(44.7%)」、
「自分の名前や写真などをいろいろな人に見られる(26.3%)」、
「広告まがいのものが混ざっている(15.8%)」
となっています。
MIXIでは、設定により「知り合い限定」でアクセス制限をかけられますが、それでも自分のプライバシーがある程度公開されてしまうのは避けられません。
完全匿名から少しずつプライバシーを小出しにしていく楽しみとしては、メル友のほうが上でしょう。SNSを媒体として、どうやって「メル友」に近い形での付き合いに移行していくかがキモといえるのではないでしょうか。